ジェイソン・ボーン
ボーン・アイデンティティからボーン・アルティメイタムまでの三部作はとても美しくまとまり、そして終わっていた。
それをわざわざ再起動しようというのだから、よほど素晴らしい脚本が生まれたということなのだろうか。
しかし、そんなことはなかった。
どこにでもある様な追いかけっこ。どこにでもあるような裏切り。見事に終わっていたシリーズを再び再開してまで、そして何よりもニッキーを殺してまで紡ぐほどの物語だったとは思えない。過去の遺産を喰い潰し、そして自ら穢しているという好例である。
創る意味の見いだせない映画。一言でいえばこの映画はそういう映画である。
35/2016
#770
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