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2016/12/30

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

Ro_3   エピソード3から受けた感動は、ドラマの演出的なものからというよりも、4から始まって1に戻って、3でカチリと一回りしてついに円になったことによる感慨から受けるものが多かった。

そしてこの『ローグ・ワン』は、スピンオフ(外伝)という本来は脇道であるはずの存在でありながらも、止まったはずのそのダイヤルをまたゆっくりと、ほんの少しだけ回すものであった。

ストーリーは変わり映えしない、いつものような決死の敵地潜入である。
でもいつもと大きく違うのは、主人公たちがジェダイでもなくたぐいまれなヒーローでもなく、単なる名もない反乱軍兵士の一団であるということ。そしてそうであるならばこそ、彼らの旅は片道切符であり、そこには強い覚悟と信念と、悲壮感が漂うのである。

この映画で描かれているのは、反乱軍にとって夜明け前の一番暗いときである。
それでも夜明けを信じて、『希望』というバトンを手渡して息絶えていく人々の姿は切なく、哀しく、力強い。『新たなる希望』の重みを改めて彼らの姿から感じさせられた。そこに込められた想いはあまりに深い。壮大なスター・ウォーズ・ユニバースを生み出しながらも、映画としてのドラマ作りはあまり上手でなかったジョージ・ルーカス時代の6作と比較すると、この作品から受ける感動はとても大きい。

この映画は単なるスピンオフではなく、エピソード3.9である。
まもなく夜が明ける。
タトゥイーンの二つの太陽が地平を照らすまで、あとわずか。

45/2016

#780

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