ハドソン川の奇跡
シミュレーターで精査した結果、機長に落ち度がないことが判明しました。めでたしめでたし。
果たしてこの映画が言いたい事はそんなことなのだろうか。
たぶんそうじゃない。
機長はものすごい重圧の中で、孤独に働いている。たった一瞬の判断で、多くの他人を道連れにして死んでしまう。そんな過酷な仕事だ。そんな過酷さを、パラメーター組み合わせで分析できると思ってしまうこと。それはバカバカしくて、腹立たしくて、そして滑稽である。
「そのうちコンピューターがないと何にもできなくなっちまうぜ」
80を過ぎた頑固おやじの呟きが聞こえてくるような。そんな映画だったのだと思います。
34/2016
#769
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