« X-MEN:アポカリプス | トップページ | スーサイド・スクワッド »

2016/09/10

君の名は。

Yn 物語をどこで終わらせるか?それは意外と難しい問題です。

この映画の場合も、いくつかその場所はあったと思います。
山頂の逢魔が時に二人が出会ったところ。
数年後に奥寺先輩と再会したところ。
そして本作の終わったところ。

後へ行くほどハッピーエンドになり、物語は説明され尽くされ、想像の余地は狭まり、余韻は無くなる。このあたりは好みの問題もあるだろうし、正解はないのかもしれないけれど、私にとってはこの映画の唯一の欠点は長すぎたこと。物語を話し過ぎたことです。

コミカルなSF的ストーリーから思いもかけなかったへヴィな展開に。真面目にハリウッドから実写化のオファーが来るんじゃないかと思うくらいに完成度の高いストーリーです。いつも何か大切なものを探しているような気がする。いつの間にか何か大切なものを忘れてしまったような気がする。一見相反するような二つの心情をうまく組み合わせた物語は、あらゆる世代の人に共感できるものだと思います。

ぜひ観ておくべき一本だと思います。
予備知識は一切入れずに。

30/2016

#764

|

« X-MEN:アポカリプス | トップページ | スーサイド・スクワッド »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 君の名は。:

« X-MEN:アポカリプス | トップページ | スーサイド・スクワッド »