ブリッジ・オブ・スパイ
実話に基づく、コーエン兄弟脚本、スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演という豪華な布陣の映画。
前半は、ハンクス扮する弁護士にとって理不尽な展開が続く。職場や国家に頼み込まれ、正義のために引き受けたはずなのに、正義を果たそうとすると依頼人や、果ては一般大衆にまで攻撃される。そして後半は一転。前半で煮え湯を飲まされた主人公が、CIA、KGB、東ドイツ秘密警察を単身手玉に取って自らの正義を貫くという、とても爽快な展開となっている。
「実話に基づく」ということから考えると、この後半の展開があまりに不自然、主人公に都合が良すぎると思う方も多いと思いますが、冒頭で使われていた言葉は「事実にインスパイアされた物語」。この映画はスピルバーグお得意のファンタジーであると考えるのが、この映画の楽しみ方としては相応しいのかもしれません。
03/2016
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