キングズマン
往年のスパイ映画テイストを意図的に前面に押し出しています。
それは本作の中でも自虐的に表現されているように『ありきたり』であります。しかし、この映画のシナリオの秀逸なところは、その『ありきたり』であるということを逆手にとって、見事にありきたりでない展開で観客を驚かせることです。
そしてそれをまた、『ありきたり』なスパイ映画として収束させる。そこにあるのは往年のありきたりなスパイ映画への、とても深い愛情なのだと思います。前世紀のスパイ映画がお好きな人にはぜひ観ていただきたい一品です。
58/2015
#730
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント