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2015/09/22

カリフォルニア・ダウン

San ドウェイン・ジョンソン主演の大地震映画。なんだか唐突な印象を受ける企画です。

ドウェイン以外は地味なキャストですし、監督もあまり実績のある人ではありませんので正直あまり期待していませんでしたが、これがなかなか楽しめる映画でした。

パニック映画の一番の肝は、壊れていく街ではなく逃げまとう人々です。観客にスリルを味あわせるためには、いかに観客を逃げ惑う側に置くのか、言い換えれば観客に「この人たちに死んでほしくない」と思わせることが重要な訳ですが、このあたりがこの映画はとても上手だったように思えます。

しっかりと時間を割いて主人公一家の現状と家族それぞれの想いを描きこむこと。そしてどんなにタフでありながらも不器用な人間味を感じさせるドウェインのキャラクター性。それらが上手くかみ合って、多少の不自然さはものともせず観客は家族の無事を思ってハラハラし続けることとなるのです。

54/2015

#726

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» 「カリフォルニア・ダウン」 [ここなつ映画レビュー]
パニック物としてはなかなかの出来。もちろん、こんなもんじゃないよ、現実は。と思う。しかし、あれから5年にならんとする今だから、まあまあ絵空事として画面を見ることができるのかも。原題は「San Andreas」。サン・アンドレアス断層のことである。とはいえ、「サン・アンドレアス断層」ってなんのこっちゃ?と、アメリカに住んでる訳でも地学を専攻している訳でもない日本人には馴染みがない単語になるのだと思う。しかし、学生時代(そして多分今でも)全教科の中で地理が極めて好きだった私にとって、サン・アンドレアス断... [続きを読む]

受信: 2015/09/25 18:05

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