カリフォルニア・ダウン
ドウェイン・ジョンソン主演の大地震映画。なんだか唐突な印象を受ける企画です。
ドウェイン以外は地味なキャストですし、監督もあまり実績のある人ではありませんので正直あまり期待していませんでしたが、これがなかなか楽しめる映画でした。
パニック映画の一番の肝は、壊れていく街ではなく逃げまとう人々です。観客にスリルを味あわせるためには、いかに観客を逃げ惑う側に置くのか、言い換えれば観客に「この人たちに死んでほしくない」と思わせることが重要な訳ですが、このあたりがこの映画はとても上手だったように思えます。
しっかりと時間を割いて主人公一家の現状と家族それぞれの想いを描きこむこと。そしてどんなにタフでありながらも不器用な人間味を感じさせるドウェインのキャラクター性。それらが上手くかみ合って、多少の不自然さはものともせず観客は家族の無事を思ってハラハラし続けることとなるのです。
54/2015
#726
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント