ゼロの未来
歳をとると、鈍くなるものもあれば鋭くなるものもある。
『ゼロの定理』とはなにか?
これがこの映画のメインとなるわけですが、予告編を観た段階でなんとなくその正体はわかってしまい、そして本編を観るとその印象はほぼ正解であったことがわかる。そんな人が、特にある程度以上の年齢の人には多かったのではないでしょうか。
ただこの映画の中で監督はあえてその答えを描くつもりはないらしく、映画は終始脈略のない混乱の中にあるのが独特である。みんなが薄々気が付くけれども、それが何なのかは説明されることなく、答え合わせのないまま映画は終わるのである。
それでいいのだろうか?
それでいいのだろう。
『ゼロの定理』とは多分そんなものなのだろう。
31/2015
#700
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