シンデレラ ガラスの靴の謎
映画『シンデレラ』には、ガラスの靴の謎を解く鍵がありました。
① なぜガラスの靴は真夜中の12時になっても消滅しなかったのか?
カボチャの馬車を出現させたフェアリー・ゴッドマザーの魔法の効力は、真夜中の12時で失われるということになっていました。ではなぜ、彼女の魔法により生み出されたガラスの靴は12時になっても消滅しなかったのでしょうか。ガラスの靴を出現させるとき、フェアリー・ゴッドマザーはこんなことを言いました。
「靴は得意なのよ」
カボチャの馬車を出現させた時の彼女の手並みを見ると、彼女の魔法の腕前はそれほどのものではないような印象を受けました。しかし彼女は靴は得意だといっています。靴はカボチャより上手にできるわけです。
そう、これでわかります。
カボチャの馬車より上手に魔法をかけた結果、ガラスの靴は真夜中を過ぎても存在し続けることができたのです。そしてこのことで、ガラスの靴にまつわるもう一つの謎を解くことができるのです。
② なぜシンデレラ以外の女性はガラスの靴とサイズが合わなかったのか?
シンデレラを探すために、王子は王国中の女性にガラスの靴を履かせました。でもご存知のように、ガラスの靴のサイズは誰の足にも合いませんでした。
不思議に思いませんか?
一般的な女性の靴のサイズには10センチの幅もないでしょう。シンデレラの靴のサイズは並はずれて大きかったり小さかったりした様子はありません。そうであるならば、数千人はいたであろう王国中の女性の中に、シンデレラと同じ靴のサイズの人が一人もいなかったわけはないでしょう。シンデレラだって足がむくむことだってあるわけですから、ガラスの靴のサイズ設定がそれほどシビアだったとも思えません。ではどうしてなのでしょう。そのヒントは映画の中にありました。
靴のサイズが合わなかったとき、ある女性はこんな捨て台詞を残しました。
「靴が縮んだのよ!」
そう、これが正解です。ガラスの靴は、①で述べたように真夜中を過ぎてもその魔力を失っていません。言い換えれば、フェアリー・ゴッドマザーの支配下にあり続けたわけです。フェアリー・ゴッドマザーは、誰の足にも合わないようにサイズを調整していたに違いありません。ではなぜそんなことをしたのでしょう。
そもそもフェアリー・ゴッド・マザーとはなんでしょう?ゴッドマザーとは『後見人』のことです。この映画の最後では、フェアリー・ゴッドマザーは王妃の後見人となったのです。
もう、わかりましたよね。
そもそもシンデレラのガラスの靴がとても都合がよいタイミングで脱げたのだって偶然ではなかったのです。
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