イントゥ・ザ・ウッズ
ディズニーが嫌いな人というのは、一定割合で確実に存在すると思います。
『願えばかなう』という白々しい前向きさ。ひたすらポジティブなキャラクター。
ディズニー嫌いにとっては、そんなディズニーの世界観自体が肌に合わないのかもしれません。そしてそんな人にこそ観てもらいたいのがこの映画です。なぜディズニーは白々しいほど前向きでポジティブなのか。その答えがこの映画の中にはあります。
言わば確信犯なのです。
ディズニーにだってわかっているのです。『夢』と同じ量だけ『悪夢』があること。人は『森』に入ればいとも簡単に迷うこと。『願い』はかならずしも良い『願い』だけではないし、よくない『願い』だってかなうのだということ。それでもなぜディズニーは、あえて暗い半面を無視して明るい半面だけで映画を創るのか。
そんなディズニーの哲学。映画創りにかける決意宣言。
それこそがこの映画のテーマなのでしょう。そういう意味では、とても珍しく興味深い内容の映画だといえます。
15/2015
#684
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント