はじまりのうた
そこが客の入ったステージであれ、メンバーしかいない狭い練習スタジオであれ、バンド演奏というものは演奏それ自体が楽しいものだったりする。
初めて演奏する曲。ドラムのカウントから最初の音が出る瞬間の緊張。この映画は、そんなバンド演奏のドキドキする楽しさが満ち溢れている。演奏する人々の楽しそうな姿がこの映画の一番の見どころであり、そして感動の源なのです。
バンド活動が軌道に乗ると、何故かメンバーたちの私生活もとんとん拍子に上手く行ってしまう。サクセスストーリーものの映画にありがちなご都合主義な展開だけれども、そんなことは全く気にならない。これだけ演奏シーンから楽しそうな感じが伝わってくれば、この映画は大成功だとしか言いようがない。
音楽っていいもんだなぁ。そうしみじみと感じさせてくれること。
それは音楽をテーマとした映画にとっては絶対に外してはならないポイントだし、そしてこの監督はそこを絶対に外さない。
08/2015
#676
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