天才スピヴェット
まるでティム・バートンの映画を思わせるような、箱庭的・寓話的な世界観がとても暖かくてよい映画です。
どこか他に自分がいるべき場所があるのではないか。
そんな疎外感を抱いた少年のロードムービー。旅の果てにたどり着いたところは、結局最初に居た場所であったという、そんな予定調和的な物語もこの映画の雰囲気にはピッタリ。
この映画では、ぜひヘレナ・ボナム=カーターに注目を。
ハリー・ポッター・シリーズの魔女役を始め、コスプレを伴ったエキセントリックな役柄が多い印象の彼女ですが、本作ではごく普通の(とはいえちょっと変わっていますが…)お母さん役を演じていて、そしてそれがまたとてもよいのです。
多くの映画に引っ張りだこの彼女ですが、派手でけれん味のあるうわべの下には、しっかりした実力の裏付けがある女優であることを実感することができました。
71/2014
#659
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