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2014/09/28

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

At タイトル通り、時間を扱うSF映画です。

『バタフライ・エフェクト』と同様の趣向ですが、あのようなジェットコースター映画ではありません。そこにある人生の悲喜劇は、あくまでもわたしたちの身の回りにあるものと同じものです。

このような題材を扱った映画が描く内容というのは、突き詰めてみれば自分にとっての過去であり今であり、そして未来です。自分にとって時間と,は、そして人生とは一体何なのか。特殊能力を持った主人公が行き着く、人生の奥義。それは特殊能力を持っていない者にとっても奥義であり、また特殊能力を持っていなくてもたどり着くことができるはずの境地なのです。

前半はいくつになっても可愛らしいレイチェル・マクアダムズに目を奪われますが、物語が佳境を迎えるにあたっていつの間にやら存在感を増してくるのがビル・ナイです。いつも自然体で。いつもウイットで身をつつんで。実に英国的なその姿は、この映画の雰囲気を象徴している存在であるといえます。

大げさにならず、説教臭くもならず。本当に大切なことを、さらっとコミカルなストーリーに託す。アメリカ映画とは異なるイギリス映画の魅力がしっかりと詰まったこの映画。時間SFとしてもラヴ・ストーリーとしてもホーム・コメディとしても、まぎれもない傑作だと思います。

58/2014

#646

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