ゲッタウェイ スーパースネーク
『ハリウッド映画史上初!酷寒のブルガリアで全面ロケ敢行!』
早い話がシーズンオフにロケをして安く上げたという話である。
『平均45秒に一台が大破』
90分の映画なので計算上100台以上が破壊されたということだけれども、壊れたのがほとんど同じ様な東欧の古いパトカーばかりなので、コツコツ修理しながら再利用したというのが本当のところだろう。
まさに低予算映画である。
でも製作はダーク・キャッスル・エンターテインメント。あのロバート・ゼメキスが立ち上げたB級ホラー専門の製作会社である。「まだ続いてたんだなぁ」とゼメキスに敬意を表して観にいかねばならなかったわけです。
映画開始1分で主人公は暴走開始。以後、全編に渡って主人公が車に乗りっぱなし走りっぱなしというのも珍しい映画である。でもそれがあまり面白さにつながってこないのが残念。スーパーコブラを縦横無尽に走らせるというアイディアのみで、それ以外にこれといった面白いアイディアのないまま映画を作ってしまったのが敗因である。また自慢のカーアクションも所詮は低予算。『ワイルド・スピード』のような度胆を抜くシーンがあるわけでもなく、基本は追いすがる警察との小競り合いの域を出ていない。
あまり、というかほとんどほめるところのない作品でしたが、これに懲りずにこれからも頑張ってくださいね、ダーク・キャッスル・エンターテインメント様(笑)
57/2014
#645
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