NY心霊捜査官
こんなタイトルの映画は、普通の人はわざわざ映画館に観に行こうとは思わないでしょう。
たぶんレンタルビデオ店で手に取るかどうかも怪しいものだと思います。それでも監督が『エミリー・ローズ』の監督となれば話は別です。ちょっと無視できない存在の映画となります。
この映画も『エミリー・ローズ』同様に実話をもとにしたものだそうです。そしてやはり『エミリー・ローズ』同様に、この映画は『何が起こったか』を描いていきつつも、それが『何なのか』については一切の説明をおこないません。
中東の砂漠に封じられた禍々しきものの呪いでしょうか。
心を病んだイラク帰還兵の凶行でしょうか。
起こったことは一つでも、真実は一つではなく、そしてそこがいわゆる『神秘』の領域なのです。
『ホラー映画』と呼ぶには品が良すぎてもったいない。できれば死語となってしまった『オカルト映画』と呼んであげたい。『オーメン』『エクソシスト』の直系の子孫。それがスコット・デレクソン監督の映画なのだと思います。
55/2014
#642
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