マレフィセント
裏『眠れる森の美女』かと思いきや、冒頭から丹念に描かれる悪役マレフィセントの哀しい生い立ち。
そうなんです。この物語は『眠れる森の美女』とは全くの別もの。翼を失った妖精マレフィセントの、戦いと再生の物語なのです。
スリーピング・ビューディー、オーロラ姫を演じるのは今をときめくエル・ファニングですが、そんな彼女が明らかにかすんでしまうほどの圧倒的な存在感を見せつけるのが、マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーです。女性の地位向上活動や子育てなど、最近の彼女のニュースは女優活動以外のものが多かったので、やや女優としての存在感の低下を感じていたのですが、開けれみればそんなことを微塵も感じさせないスターっぷり。そして女性として、母としての彼女の生き方が、ちゃんと役作りの中に生かされているのが素晴らしいところです。
映画は意外なことにかなりアクション映画寄り。ラストでドラゴンと共に敵地に乗り込むマレフィセントのカッコいいこと強いこと。このあたりの展開は、もはや『眠れる森の美女:』の面影もないようです(笑)
ダークヒーロー、マレフィセントここに誕生。
彼女が『アベンジャーズ』に出演することになっても、誰も驚かないことでしょう。
同じディズニーだけに、ありえないことではないと思いますよ…
44/2014
#631
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