« それでも夜は明ける | トップページ | LIFE! »

2014/03/30

アナと雪の女王

Fz 童話をモチーフにしているだけに、物語は簡素で心情描写も最低限だ。

しかし歌の力を利用した最小限の心情描写は、あまりに強力だった。
冒頭の『雪だるまをつくろう』による姉と妹の生い立ちの物語だけでも感動的だったけれども、さらに大きな感動がそのあとにやってくる。

主題歌の『Let It Go』。楽曲だけを聴けば、とても力強いポジティブな印象の曲だけれども、この映画はその曲をまったく異なる印象のシーンで使ってくる。たった一人の氷の宮殿。なんでもできるけれども、なにもできない。そして誰もいない。あまりに哀しいそのシーンで歌い上げられる『Let It Go』。ここでのこの曲は涙なしには聴けない。

そして全てが終わったエンドタイトルで再び聴くその曲は、同じ歌詞でもまったく異なる印象を与える。まさに「ミュージカル」を名乗るにふさわしい、歌の力を最大限に引き出した素晴らしい演出だ。

本気のディズニーの実力が如何なく発揮されたおそるべき完成度。とりあえず、今年を象徴する一本になることは間違いない。

18/2014

#600

|

« それでも夜は明ける | トップページ | LIFE! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104162/59380072

この記事へのトラックバック一覧です: アナと雪の女王:

» 映画『アナと雪の女王』2D吹替版 観たよ〜 [よくばりアンテナ]
やっと観に行ってきました。 音楽と映像の美しさにうっとり。 ストーリーもシンプルでありながら、 エルサとアナの心情がとても細やかに描かれていて、 大人が観ても物足りなさは感じにくいのではないかな。 そして、わざわざ吹替版を選んで鑑賞したのは、 松たか子さんと神田沙也加さんの歌声を聞いてみたかったから。 日本人の吹替版として彼女たちの歌声が この感動...... [続きを読む]

受信: 2014/03/30 17:09

« それでも夜は明ける | トップページ | LIFE! »