マイティ・ソー/ダーク・ワールド
2015年の『アベンジャーズ2』に向けて、マーベルスタジオは綿密なスケジュール管理のもと、矢継ぎ早に関連シリーズを送り出している。
ソーがスクリーンに登場するのも、『マイティ・ソー』(2011)、『アベンジャーズ』(2012)、そして本作(アメリカでは2013)と3年連続。いい加減見飽きるかと思いきや、なつかしい友人に再開したような懐かしさを覚えるのは、すぐれたキャラクター造形の賜物だろう。
また映画も粗製乱造からは程遠い手堅い出来。ストーリーよりも多彩なキャラクターの絡みの面白さを重視するつくりながらも、出演者の好演もあり退屈知らず。むさくるしい男ばかりになりがちな映画を引き立てる、ナタリー・ポートマンが特によい。
キャラものといってしまえばそれまでだけれども、単調になりがちなアクション映画の中に、常にアクセントとなるようなアイディアを積み重ねている姿勢は立派。本作のラストバトルなども、時空を行き来しながらのぶち壊しアクションの合間に、しっかり笑いの要素を入れてくるところがとても素晴らしいと思いました。
来年の『アベンジャーズ2』が楽しみです。
11/2014
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