キャプテン・フィリップス
貨物船の船長が海賊に拉致され、拉致した海賊はアメリカ海軍に追いつめられる。
敵も味方も登場人物全員が追いつめられて強度のストレス下に置かれているというのがこの映画の特徴。舞台が船内という閉鎖空間だけに俳優の演技力が問われるわけですが、やはりトム・ハンクスは素晴らしいです。彼の演技は観ている観客をも高度のストレスにさらします。解放された時の彼の姿は正に絶品。後半アメリカ軍の介入が始まってからのテンションのあがり具合もよい。密室ドラマからミリタリーアクションへの場面転換が見事です
監督のポール・グリーングラスは『手持ちカメラ+クローズアップ+細かいカット割り』という得意技を駆使しながらドキュメンタリー・タッチに映画を構成しているわけですが、ちょっと待ってくださいよ。この映画の舞台は海上の船の上です。前半は大きなタンカーの上ですが、中盤以降は小さな救命艇の中です。そんな場所でその手法だと、わたしは完全に船酔いに(笑)。
いい映画なんですが、ストレスが強くて疲れるのと、船酔いがなぁ…
96/2013
#576
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