永遠の0
大ベストセラー小説を、監督は『三丁目の夕日』の山崎監督、特撮は日本最高峰の白組で完全映画化。
ほぼ失敗はあり得ない鉄板企画でしたが、それでもこれだけの力作にちゃんと仕上げてきたのはお見事です。戦闘がメインの物語ではないので戦場でのシーンはそれほど長くありませんが、そのクオリティは素晴らしいのひとこと。さらにそれ以上に素晴らしかったのが、元特攻隊員を演じた老優たちの演技です。
映画の大半は元特攻隊員たちの昔語りとなるわけですが、退屈になりがちなモノローグがあれだけテンションの高い感動的なシーンとなっているのは、演じた彼らの素晴らしさゆえ。ちゃんと映画の重点をこのあたりに持ってきているところなど、監督の原作に対する理解の深さもうかがえます。
日本映画の総力を結集したようなこの映画。これが成功しなかったら日本映画はどうすればいいのでしょう。
ヒットしますように!
101/2013
#581
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