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2013/12/14

47 RONIN

47 キアヌ・リーヴス以外のキャストはほぼ日本人ですが、製作スタッフ側は完全にハリウッド。ついに噂のハリウッド版『忠臣蔵』が登場です。

『忠臣蔵』をベースにしていますが、固有名詞と『仇討ち』というテーマを継承しているのみで、そこに出てくる風景や文化は江戸時代の日本とは一切関係がありません(笑)。ドラゴンまで出てくるストーリーも、もはや『忠臣蔵』とはいえないでしょう。早い話が『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観をやや東洋風にアレンジした感じ。時代劇というより単なるファンタジーです。

だから『忠臣蔵』を期待する観客は激怒すると思いますが、ファンタジーとしてみれば及第点。意外性や驚きは感じませんけれども、そつなくまとまっていると思います。真田広之を筆頭に日本人キャストの頑張りが光ります。とくに柴咲コウは「こんなに美人だったかなぁ」と思わず感動しました。一番影が薄かったのが主人公のキアヌというのが泣けてきます。

ただ『忠臣蔵』の世界を完全に破壊しておきながらも、その根底に流れる『武士道精神』に妙なこだわりを見せているのがこの映画のもう一つの特徴。ファンタジーでありながらも、主要な登場人物が全員自害して果てるという重たいエンディングは、まったくファンタジー映画には相容れないもの。このちぐはぐ感がこの映画の最大の魅力でしょうか(笑)

95/2013

#575

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