ゴースト・エージェント/R.I.P.D.
見るからに『メン・イン・ブラック』と雰囲気が似ている映画だけれども、単なる二番煎じではなく色々と面白い設定がある。
例えば、死んでしまったゴースト・エージェントたちが現世の人々の前に現れるときは、生前の姿とは異なるアバターを身につけなければいけないという設定。19世紀の保安官と21世紀の警察官のコンビである主人公たちが、それぞれ金髪の美女と中国人の爺さんに見えるわけだから、霊界側からの見かけと現世からの見かけにものすごい落差があることになる。
とても面白い設定なのだけれども、ただ残念なのは、それが映画の面白さに昇華していないこと。結局映画の中で使われているのは、どこかの映画で見たようなアイディアばかり。せっかくの独特な設定を、映画の中で生かすアイディアがない。B級映画はアイディア勝負。それが弱かったら、もうどうにもならない。惜しい映画でした。
85/2013
#564
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