ランナウェイ/逃亡者
学生運動とか極左活動家とか。日本でもそれらをテーマにした小説や映画がいろいろありますが、それらがどうも苦手です。
主義に生涯を捧げる側も、変節して一般社会に復帰した側も、どちらの言い分も結局は自分勝手で自己中心的。そしてそのことを本人が自覚していない。ドラマの登場人物として魅力に欠けるし、観ているとイライラする。
この映画の主人公も同じ。劇中いろいろと理屈を述べてはいますが、結局のところは自分の生活を守るため、仲間を30年ぶりに探し出して警察に自首させようとする話です。売られる仲間の方は30年前のまま思考停止しているし。どっちもどっち。どうでもいい内輪もめです。
それでも面白い展開のストーリーならば映画として観て楽しめるのでしょうが、それほどのこともありません。唯一の救いは、登場する娘役の二人が健気でよい子たちだったことくらいでしょうか。
83/2013
#562
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