ローン・レンジャー
製作ジェリー・ブラッカイマー。監督ゴア・ヴァービンスキー。主演ジョニー・デップ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのメンバーが再集結。
とはいっても、シリーズ後半のあのグダグダぶりを思い起こせば、決して喜べるようなメンツではない。予告編を観ても、かなり大味そうでいやな予感がした。
ところが、いざ観てみると悪くない。三つどもえの争いを描いた物語も面白いし、『パイレーツ』同様に心の内を見せない準主役的位置づけのデップもよい。デップが一歩引いた存在である分だけ、観客の感情移入の対象となって映画を引っ張る存在が必要なわけだが、ローン・レンジャー役のアーミー・ハマーはなんとかその重責に応えていたと思う。
150分という上映時間は長すぎる気もするけれども、無駄なパートや延々と続く押しつけがましいアクションシーンが続くわけでもない。全体としてみると、ローン・レンジャーの序章でありながら終章であるその構成は、なかなかのものだったのではないだろうか。
監督お得意の立体的なアクションシーンをベースに、友情あり、兄弟愛あり、さわやかなラヴロマンスあり。ぜひ続編を、というほどではないけれども、夏休みのアクション超大作としては充分合格でしょうか。
61/2013
#539
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