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2013/05/03

アイアンマン3

Im3 トニー・スタークはエンジニアだ。自らが創り出した鋼鉄のスーツを外側にまとい、悪と戦う。

だから彼が不安を晴らすためには創るしかなかった。創り出した力で恐怖を圧倒するしかなかった。

しかしこの物語は、外側にあるものでは決して内なる不安を解消することはできないという。
「人はなぜ創るのか。技術やテクノロジーは何のために存在するのか」
人のあらゆる進歩や営み。それは全ては内側のため。それを忘れて外側だけを追い求めることは、やがて災いをもたらすことになる。そしてこの物語の最後で、トニー・スタークは気付く。アイアンマンは「どうあるべきか」ということに。

人が生きていく上での不安、それと戦うための強さとはなんなのか。
そんな内省的なテーマの映画だけれど、決して重くなりすぎないのはロバート・ダウニー・Jrの持ち味のおかげ。クライマックスの『アイアンマン祭』でエキサイトさせる一方で、ラストの『花火』で涙を誘う。
人間ドラマの感動と、アクション映画としての爽快感。その絶妙なバランスは素晴らしいの一言。

"Tony Stark Will Return"

エンドタイトルで現れるこの文章の主語が"Iron Man"ではないことに、この映画の全ての想いが込められている。

33/2013

#511

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