L.A.ギャングストーリー
この映画の監督は、低予算のB級映画『ゾンビランド』の監督。『ゾンビランド』が楽しかったのは、やっぱり監督のサービス精神の賜物だったのだと思うのです。
この映画も同じです。この映画は基本的にギャングと警察の抗争が延々と描かれるだけの映画です。だからどうしても単調になりがちなのですが、随所に面白いカメラワークや演出などをからめながら、同じようなシーンでありながらも飽きさせないような工夫が感じられるのです。
一方で、ドラマ部分も充実しています。主演のジョシュ・ブローリンが前作『メン・イン・ブラック3』に続いて好演です。見るからにタフでごっつい刑事なんですが、同時に見せる家族思いの一面がとてもよいです。また様々なシーンにおいて、セリフではなく映像で登場人物の感情を表現している演出も見事だったと思います。
話題作揃いのGW興行の中では比較的目立たない作品ですが、なかなかの優良作品でした。
37/2013
#515
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