探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
二作目にして、早くも『定番』の魅力に満ちあふれています。
どこか昭和を感じさせる、ちょっとレトロな札幌の街。ニヒルを気取りながらもお人好しな探偵と、マイペースで物怖じしない相棒。依頼人はもちろん謎の美女。暴力シーンはあれど殺伐とした感じはなく。カーチェイスはあれどスリルよりは笑いを誘う。合間に挟まれる、ちょっと無意味なお色気シーン。基本はコミカルながらも最後の解決は人情話。
前作と何も変わっていないし、特に続編ならではのスケールアップもない(笑)。でも前作と同じように面白いし、何よりなんだか居心地のよい安心感がある。この映画の面白さを突き詰めていくと、出演者全員で大泉洋をいじる面白さなんだと思うのですが、それを受け止める彼のキャパシティーが素晴らしい。
大ヒットこそ望めないものの、ペイする程度にはヒットしているはず。ヒット作の少ない東映の貴重な資源として、今後も定期的なシリーズ化を望みたいものです。
41/2013
#519
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