アンナ・カレーニナ
ロシアの文豪トルストイの作品を映画化。ということで、ストーリーはそんなにおもしろくありません。
注目すべきは、その奇妙な映像表現です。
映画の中に劇場があり、その劇場の中で、まるで舞台劇のように物語が語られる。そして一方で、劇場の中には全ての世界があり、そこには無限の広がりがある。それはイメージなのか。それは実体なのか。描かれるものの意味を考えるのではなく、描かれるものを単に感じればよい。
特に中盤までの、めくるめく場面展開が素晴らしい。
映画と演劇のハイブリッドがあるとしたら、こんな感じなのかもしれない。
次はトルストイではなくて、もっと面白い物語でこれをやってほしいものです。
25/2013
#503
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