オズ はじまりの戦い
ちゃらんぽらんなオズを演じるジェームズ・フランコがなかなかよい。
でもそれ以上によい出来だったのが、3人の魔女を演じたミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニスだろう。三者三様、それぞれが演じる魔女がそれぞれに魅力的であり、彼女たちが物語の骨格をしっかりと固めていた。彼女たちの様々な感情が物語を動かし、またそれぞれの女心が観客を感動させもしていたと思います。
そしてこれは人間ではないけれども、CGキャラクターの「陶器の少女」も素晴らしかった。その天真爛漫な純真さが、ひと癖あるオズや魔女たちの中でとてもよいアクセントになっていたと思います。ひょっとすると「陶器の少女」は、オリジナル『オズの魔法使』のジュディ・ガーランドの投影なのかもしれません。
3人の魔女+陶器の少女。4人の女性に囲まれたオズのロードムービーともいえる内容ですが、でれでれと女性に囲まれている役柄が似合っているところは、さすがはジェームズ・フランコです。単体で観てもかなり楽しめる映画でしたが、事前に『オズの魔法使』を観ておくと、さらに感動が深まること間違いありません。
26/2013
#504
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