« アウトロー | トップページ | ゴーストライダー2 »

2013/02/17

ムーンライズ・キングダム

Mk 現実離れしたメルヘンチックなタッチと、奇妙なカメラワーク。
冒頭から、とても作家性の高い一種独特な世界が展開する。

物語は単純だ。12歳の少年少女が恋をして、駆け落ちして、回りの大人たちが大騒ぎをする。ただそれだけ。
ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントンなどなど。回りの大人たちに配された豪華なキャストが目を引くけれども、主役はやっぱり二人の子どもたち。大人たちに負けない存在感で、映画の中心としてしっかり演じている。

この映画で印象に残るのは、やっぱり子どもたちの真っ直ぐさ。
大人たちが逃れられない、前途にあるものへの怖れや不安。前へ進むことへの迷いやためらい。
そんなものとは無縁に、ちゃんと前を見て進んでいく。

『また明日ね』
何気ない言葉だけれど、とてもよい言葉だった。

10/2013

#488

|

« アウトロー | トップページ | ゴーストライダー2 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ムーンライズ・キングダム:

» 「ムーンライズ・キングダム」:ウェス・アンダーソンの最高作 [大江戸時夫の東京温度]
映画『ムーンライズ・キングダム』は曲者ウェス・アンダーソン監督の第5作にして、大 [続きを読む]

受信: 2013/03/07 22:19

« アウトロー | トップページ | ゴーストライダー2 »