フランケンウィニー
どことなく気持ち悪くてどことなくかわいらしいキャラクターたちが演じる、古今東西のモンスター・怪獣映画をコラージュしたような物語。
その手の映画が好きならば、かなり楽しめる映画でしょう。
ただ、どうしても納得がいかないのがエンディングです。
この映画で多くの人が感動したのは、たぶん主人公が愛犬の死を受け入れ、そして乗り越えようと努力するその姿ではなかったでしょうか。
だから、エンディングが全てをぶち壊したように感じるのです。
その直前の感動はなんだったのか、って。
アニメという、子どもたちも多く鑑賞するものだから、これでいいのでしょうか?ハッピーエンドのほうが、やっぱりみんなが安心できていいのでしょうか?
そうじゃないはずです。
これはハッピーエンドとか、バッドエンドとか、そういう次元の話ではないはずです。どんなに受け入れがたくても、それは自然の摂理であり、それはいつか学ばなくてはならないことなのです。
このような映画で描かれる騒動は、その摂理を学ぶための回り道であるはずなのです。
子どもたちが多く鑑賞する映画であるならなおさら、何を表現するか、もっと考えるべきではないでしょうか…
80/2012
#475
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