砂漠でサーモン・フィッシング
タイトルそのままの荒唐無稽なプロジェクトがテーマの映画。
でもプロジェクトの顛末を描いているようでいて、実は主人公たちのラヴストーリーが映画としては見所となっており、そのあたり、期待はずれと感じる人も多いかもしれない。
この映画はイギリス映画なのですが、まるでロンドンの曇り空のように、白黒がはっきりつかないどことなくもやもやとした空気感はイギリス映画ならではですね。
プロジェクトは正しいことなのかそうでないのか。恋愛においても『正解』はいったいどれなのか。映画の中での主人公たちの様々な選択。それらは絶対的なものではなく、共感を覚える観客も、反感を覚える観客も。
でも、そんなあいまいな感覚が、カリフォルニアの青空のようなハリウッド映画とはまた違った、イギリス映画の魅力なのではないでしょうか。
79/2012
#474
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