エクスペンダブルズ2
この映画に関しては、こうして言葉で表現すること、分析することなんてまったく無意味なのが、書く前からわかっている。
でも、とりあえず書くとしましょう。
この映画を象徴するシーンはこれでしょう。
「I'm Back!」
すっかりおじいちゃんっぽくなってきたシュワルツェネッガーの、満を持しての決めゼリフ。
この映画の観客は、みんなこれを観て大喜びですよ。
もはや理屈も何もないんです。関係ない人には意味不明です。
もともとアクション映画は、頭で楽しむよりも肉体的感覚的な楽しさを重視しがちなジャンルです。この映画の筋立ても、かなりいいかげんといいますか、まぁ、見終われば誰も覚えていないでしょう。
でも、観たみんなは忘れないですよ、シュワルツェネッガーの「I'm Back!」。
シュワ、スタローン、ブルース、3人並んでのマシンガンの連射。
映画としての志が低い?単なる金儲け?
いやいやいやいや。
意味なんて必要ないんですよ、志なんて関係ないんです。
たとえば年に一度お正月に、別に特別な用はないけれど田舎に帰って両親の顔を見ること。それになにか意味が必要なのでしょうか。なにか高い志があるのでしょうか。
法事の時に久しぶりに親せきに会って「みんな歳とったね」って、笑って確認しあうような。
ただただ、そんな映画ですよ。
みんなで再会して、「とりあえず、みんな元気そうだなぁ」って。
それで大満足。それ以上何を望むことがあるというのでしょうか。
68/2012
#464
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント