リンカーン/秘密の書
またまた新しいヴァンパイア・ハンターものです。
いい加減もう飽きたかなぁというテーマですが、この作品は主人公が若き日のリンカーン大統領というところがユニークです。
最初は主人公がリンカーンである必要性がよくわからなかったのですが、単にリンカーンが個人として吸血鬼と戦うのではなく、最終的には南北戦争を人間対吸血鬼の決戦として描くという伝奇小説的な話のふくらませ方には、なるほどなぁと感心しました(この点は、原作小説の魅力といった方がいいですね)。
この映画で楽しみだったのは、監督があの『ナイトウォッチ』の人だったことです。
ティムール・ベクマンベトフ監督。ロシアの人です。気に入っているのですが、いまだに名前が覚えられません。
この人の魅力は、特色のある映像表現でしょう。カメラワークやCG使いのアイディアなど、ちょっと他の人とは違う、観ていると必ずハッとさせられる部分がどこかにあります。
本作でいえば、ラストのアクションシーンで白煙の中を漂う火の粉が妙に美しかったりするところが好きでしたねぇ。
73/2012
#469
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