宇宙兄弟
力強い想いが、ぐいぐいと伝わってくる映画です。
その想い。それは『宇宙愛』。
宇宙が好き。恐竜が好き。電車が好き。飛行機が好き。
子どもって、いろいろなものが好きですよね。そんな子供の頃の『好き』は、大人になるにしたがって、だんだんと薄れていくのが普通です。
でも、この映画の中の多くの登場人物は(そして、たぶん原作コミックの作者も)、子どもの頃の『好き』を、持ち続けたまま生きています。その『好き』を突き詰めていくことに、一生を捧げようとしています。
そんな人々の生き方が、宇宙にかける愛情が、強く胸に迫ってきます。
映像もなかなか上質。特にロケットがらみの特撮シーンなどは、日本映画とは思えない質感です。性格の異なる兄弟を演じた主演の二人も好演。
『テルマエ・ロマエ』の大ヒットの影にすっかり埋もれてしまったけれども、映画としての総合力はこっちの方がかなり上。もう少しヒットしてほしかったなぁ。
36/2012
#432
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