ダーク・シャドウ
主演がジョニー・デップだけに、日本でもマスコミに大フューチャーされた作品。
でも個人的には彼よりも、彼を取り巻く女優たちがなかなかに印象的な作品でした。
まずはベテラン、ミシェル・ファイファー。
もう50をとうに過ぎていますが、いくつになっても上品で美しい。本作でもコミカルな演技で大活躍。物語は彼女を中心に動いていたといってもよいでしょう。
そして本作の悪役、エヴァ・グリーン。
瞳の色がとても印象的な彼女ですが、本作では妖艶な演技で大活躍。これからしばらくの間、彼女のキャリアは黄金時代を迎えるのだろうなと思わせる、とてもパワフルな存在感で他を圧倒していたと思います。
彼女が演じた魔女だけが、結局のところ生涯を通じて純愛を(歪んだ形ではあっても)貫いたのだということからも、物語的にはこれは彼女の物語であり、実のところは彼女が主役であるともいえる作品だと思います。
デップを中心に観るとやや印象が薄い作品だったかもしれませんが、エヴァ・グリーンを中心に観れば、かなり強力な楽しめる映画だったと思います。
38/2012
#434
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