TIME/タイム
世界設定は魅力的なんですよね。
かなり突飛な設定でありながら、実は現代社会の仕組みとそんなに変わらないところも上手いと思います。
でも、話がつまらないんですよ。
この映画の物語というのは、資源の再配分とでもいいますか、社会格差の是正とでもいいますか、とてもマクロな動きを描いています。でも、その社会全体の変動が、主人公の回りのミクロな出来事とあまり連動していない。主人公の行動が、主人公の人生をどう変えるのかがわかりにくい。
だから主人公に関連した描写は、結局アクションやスタントばかりになってしまいました。
そのアクション自体が、都合良く危機を乗り越えていくだけのような、工夫のないものであるため、どうにも物足りない。
魅力的な設定を生かし切れなかった『惜しい映画』です。
14/100
#411
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント