タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
Make Your Move
スピルバーグ監督、初の3D。そして、たぶん初のアニメです。
アニメとはいいながらも、主人公は少年ながらも格闘もすれば銃も撃つということで、そんなに子ども子どもした感じはありません。
『レイダース』を彷彿とさせるような、いわゆる冒険活劇なのですが、実写ではないせいでしょうか、それとも原作のコミックの雰囲気がそうなのでしょうか。キレイにまとまりすぎてしまっている感があり、それがこぢんまりとした印象にもつながっている気がします。
お話もあくまでも私的な宝探しであって、世間を揺るがすような大陰謀があるわけでもなく、世界をまたにかけているわりにはスケールに乏しかったと思います。
ただ、その小さめなスケール感がキャラクターたちの雰囲気とマッチしていたのも確かです。2時間でひとつの話しにするのではなく、オムニバス形式で小さい話を短編集のようにいくつも詰め込んだ方がおもしろかったような気がしました。
それでもアニメらしさを存分に生かした、とどまることなく流れ続ける怒濤の連続活劇に終始する様は、なかなか魅力的だったと思います。
最後のメッセージ、タンタンの問いかけがなんだか印象に残りましたね。
「もっと、冒険をしたいですか?」
冒険とは、とどまることなく動き続けること。
人生とは、どこまでも進み続けていくこと。
ゆえに、誰にとっても人生そのものが冒険なのです。
109/100
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