ニューイヤーズ・イブ
One Night In The City
8組16人プラスα。膨大な登場人物が織りなす群像劇です。ひしめき合う大勢のスターの競演が一番の見所でしょうか。最初はあまりに登場人物が多すぎて混乱しますが、次第にかっちりはまってストーリーが動き出します。全体としてみると、とてもまとまりの良いシナリオだったと思います。物語が収束していく課程で、観客の予想を巧みに外していく仕掛けもあり、最後まできっちりと楽しめます。
誰が主人公というわけでもなく多くのエピソードが均等に描かれた結果、一つ一つのエピソードの描写は浅く、その結果として展開も素直でわかりやすいものとなっています。それゆえに、各エピソードの出来不出来や盛り上がりは、出演俳優の実力が大きく左右しているようです。
やはりロバート・デ・ニーロ、ハル・ベリー、ヒラリー・スワンクのアカデミー賞三人組を揃えた『病院エピソード』が強力でした。筋書きはどこにでもあるような話なのです。ありきたりすぎて恥ずかしくなるくらいの。でも、コロッと泣かされてしまうのですよねぇ…。彼らにはあれくらい朝めし前なのでしょうか。
年末らしく、にぎやかで華やか。豪華な顔ぶれの演技合戦を気軽に楽しめる映画です。
そうそう、ジョン。映画で初めて観ましたよ。
だいぶ歳とりましたね。
114/100
#394
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- マグニフィセント・セブン(2017.02.18)
- ザ・コンサルタント(2017.01.28)
- 本能寺ホテル(2017.01.23)
- アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2017.01.09)
- Year 2016(2016.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント