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2011/11/12

ラビット・ホール

RhParallels

悲しいことがあったとき。
誰もが同じように悲しく感じるのだけれども、実はその『悲しい』は同じではない。
その現れ方は、当然のことながら同じにはならない。

だからこの映画のように、違う部分がこすれあい、軋んだり、引っかかったり、壊れたりしてしまう。同じように悲しんでいるのに、同じでないところばかりに目を奪われてしまう。

平行世界はラビット・ホールの向こう側だけではない。
同じ世界に住む者同士の心でさえも、決して重なることのない平行世界なのかもしれない。

それでも。
決して交わることのない平行線同士も、限りなく寄り添って、まるで一本の直線のように、同じ方向に進むことができる。
そんなささやかな希望が、この映画のラストシーンから伝わってくるような気がします。

102/100

#382

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» ラビット・ホール [映画とライトノベルの日常自販機]
“あたたかでやわらかな感動でした” 2011年12月28日 新潟・市民映画館シネ・ウインドにて鑑賞(1月13日まで上映) おすすめ度:★★★★★ 息子を亡くした悲しみというのは共通しているのに、ベッカは自分と対峙の仕方が違う人々に苛立ちヒステリックになっていきます。 子どもを亡くした夫婦の集まりで聴く話は彼女の神経を逆なでするばかりです。 また彼女の兄は麻薬中毒でなくなっていますが、彼女の母親(ダイアン・ウィースト)も息子を失ったことではなく、悲しみについて語ろうとすると、麻薬中毒で死んだ兄とダニー... [続きを読む]

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