ステキな金縛り
Twisted Sisters
良くも悪くも、いつもの三谷映画だといえます。
『良く』は、豪華俳優によるコントの面白さ。
『悪く』は、コントが連なって映画となったときの、魅力の乏しさです。
コントとしては、相変わらず面白いです。
前作に続いて西田敏行が大活躍ですし、中井貴一や阿部寛も、らしい味わいです。
最後には女優バトルまで楽しめます。
これが全体として映画になると、どうももったりしてきます。
微妙に各シーンが長く感じる。なんだか重たく、押しつけがましい。動きが少なく、スピード感やスリルがない。ハッとするような、美しい映像もない。さらには音楽も野暮ったい。
シナリオと映像と音を同時に楽しむのが映画だと考えれば、欠けているものがかなりあるような気がします。
それでも『良く』のほうが上回っているのは確かでしょう。オールスターによるコント集としての魅力は、相変わらず安定しているようです。
それにしても小日向文世扮する段田譲冶が、『コンスタンティン』のルシファーと同じルックスだったのが笑いましたねぇ。
洋の東西を問わず、あの手の役割はああいうイメージなのでしょうか。
100/100
#380
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