インモータルズ -神々の戦い-
Bloodbath In Paradise
ギリシャ神話の神様の話なので、ストーリーはよくある話しです。『良い人間vs悪い人間』の戦いに、良い神様と悪い神様がそれぞれ肩入れするというやつです。
この映画の一番の特色は、戦闘シーンの残酷描写です。
人間同士の戦いでもかなり『痛い』描写が多く、血の量も多いのですが、神様が絡んでくるとさあ大変。
ゼウス率いるギリシャの良い神様たちは、みんな容姿も整っていて一見とても理性的で穏やかな雰囲気を漂わせています。が、いざ地上に降臨して悪に対峙すると彼らは豹変します。画面は血しぶきと肉片に覆い尽くされ、次から次へと人体破壊シーンのオンパレード。ギリシャの神様が『荒ぶる神』だというのが身にしみてわかるシーンが続きます。
こうなってしまうとアクション映画というよりはスプラッタ映画のような気がしますが、ここまで戦闘シーンを過激にしたのはどうしてなのでしょうか。
この映画のラストで、若き幻視者が目にした未来。空を覆い尽くすもの。
「いくら高貴で不滅な魂であったとしても、結局繰り返しているのは…」
そんな神々と人類のありさまへの皮肉がこの映画にこめられているのだとすれば、あの殺戮シーンにも必然性があったといえるかもしれません。
103/100
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コメント
こんにちは、お久しぶりです。
ギリシア神話は大好きで、しかも「300」のスタッフが作ったということで私も劇場で観ました。
神が出てきたときには、おっしゃる通り「荒ぶる神」のごとくすさまじい破壊シーンでした。結構肉弾戦なのには驚きましたけど。(^^;
ちょっと人間側のシーンが多かったのと結構ツッコミシーンが多かったですねぇ。
結局、神であっても人間であっても、争いというものはなくならないんでしょうねぇ。
トラックバックさせていただきました。
投稿: 白くじら | 2011/12/08 12:53
こんばんは、お元気でしょうか。
あの破壊シーンは、まぁ、笑いましたよ。
やり過ぎなんですよねぇ、ギリシャ神。
でも、なんとなく日本の神様に通じるそんな人間味(?)あふれるギリシャの神様って、結構好きだったりもしますけれど。
投稿: starless | 2011/12/08 22:47