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2011/10/08

リミットレス

Lim Aiming High

大切なテストの前日になっても、ぜんぜん準備の出来ていないのび太くん。
ドラえもんに泣きつくと、しかなたしにドラえもんはある『道具』を出してくれる…

この後の話の展開は、通常はこうでしょう。

『道具』を使ってなんとかテストを乗り切ったのび太くん。
そのまま調子に乗って『道具』を使い続けた結果、のび太くんはとんでもないトラブルに…

『調子に乗る』から『転落』へ。なまけて楽をしたことへの罰。教訓の物語です。
場合によってはこの後、心を入れ替えたのび太くんが自分の力で努力して、ささやかだけれども価値のある成果を手にするという、『反省』から『成長』への物語が続くこともあるでしょう。

これがもし、こんな話しだったらどうでしょう。

『道具』を使い続けて良い成績を取り続けたのび太くん。
有名中学から名門高校へ進学し、ついには東大に合格。
卒業後は起業して、会社はみるみる急成長。大富豪になった挙げ句、若くして衆議院議員に当選。最年少内閣総理大臣となる日も近い…

これを面白い話しにするためには、工夫が必要でしょう。
のび太くんを不幸な出自にして、成り上がりを社会への『復讐』として描くとか、目的のためには手段を選ばず、犯罪さえも躊躇しない極悪人をしてのび太くんを描くとか。
単なる怠け者で努力が嫌いなのび太くんが、偶然手にした『道具』の力で成り上がるだけでは、物語としてはどうにも魅力がありません。

定番の展開の枠を外れて、予想の範囲外であることは物語の魅力の一つでしょう。
でも範囲外であることだけではどうにもならないというのがこの映画ですね。

そもそも、ロバート・デ・ニーロがそんな増長したダメ男にへこまされて終わるというのががっかりです。
あれじゃあ、デ・ニーロじゃなくていいじゃないですか…

90/100

#370

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