アンフェア the answer
Eye To Eye
やっぱり主演女優というのはキレイであってほしいし、監督は本物以上にキレイに撮ってあげてほしいと思う。その映画を観た人みんながその主演女優のファンになってしまうような、もしそんなふうに撮れたなら、それだけでその映画は成功なのだと思います。
特にこの『アンフェア』の場合は、紅一点の篠原涼子の魅力が、その荒唐無稽なストーリーに説得力を持たせる重要な要素となっています。
雪平の持つ機密に接近するために近寄ってくるのか。
雪平への男としての下心から接近してくるのか。
不自然なまでに雪平に群がり協力する周囲の男たちの言動を、この二択でぼかしていくのがストーリーの面白味となっているからです。
そしてそれは、雪平のキャラクターに女性としての魅力が伴っていなければ成り立たないわけです。
このような観点から見ると、この映画は十分に成功していたと思います。
大勢の有名男優を後ろに従えて、女王のようにこの映画に君臨した篠原涼子は、主演女優として十分な魅力を発揮していたと思います。
また、細かいところではいろいろと無理をしたところもありますが、このような長いシリーズ物にありがちな伏線を本編外に求めるような卑怯なこともなく、とりあえず本編の中だけで伏線を張り回収しようとしている様子は、一本の映画として好感が持てるものでした。
85/100
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