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2011/09/19

サンクタム

Stm Down Under

しつこいほどに繰り返される、終盤怒濤のアクションシーン。
その危機また危機をかいくぐる、おなじみの『強い女』。
ジェームズ・キャメロン製作総指揮を全面に出されると、そんなものを期待してしまいませんか。
思いもよらない怪物や、見たこともないような宇宙人が、洞窟の最深奥部にいるんじゃないかと思いませんか。
実はとんでもない陰謀を胸に秘めて、何食わぬ顔でパーティーに同行しているメンバーがいるんじゃないかと勘ぐったりしませんか。

ないんです、なんにも。
主役かと思った『強い女』も、あっという間にご臨終。
淡々と事故死が続きます。
一人一人消えていき、最後の一人がなんとか生還。
その合間に、父と子の確執と和解の人間ドラマが織り込まれていますが、感動に涙するというほどのものでもありません。

別につまらないというわけじゃないんですが、印象に残る部分が全然ないのです。
あるとすれば「3Dって、見通しの悪さや圧迫感の表現にも使えるんだなぁ」ということくらい。
なんだか寂しい映画でした…

83/100

#363

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