ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター
We're Gonna Groove
ロック黄金時代を築き上げたギター職人、ジミー・ペイジ。
パンクを下地としながらも多彩なエフェクト・テクノロジーを駆使して産業ロックを制したギターエンジニア、ジ・エッジ。
テクノロジーとテクニックが行き着くところまでいった21世紀に現れた、プレイスタイル、サウンドスタイルどころかギタリストであることにさえ拘っていない天衣無縫な自由人、ジャック・ホワイト。
まったくスタイルの異なる3人のギタリストを中心にしたドキュメンタリーですが、3人を均等に扱っている分だけ、やはり一人一人の踏み込みは浅いです。
生い立ち。デビューのきっかけ。機材解説。奏法解説。アルバム制作時の想い出。
いろいろ盛り沢山ですが、どれも物足りません(とはいっても、あまり踏み込みすぎてもギタリスト以外には意味不明となってしまうかもしれませんが)。3人ともに大ファンの人であればもう少し違うかもしれませんけれども(私はジャック・ホワイトを知りませんでした)。
また3人が特に過去において関わってこなかったことも『薄さ』に拍車をかけているかもしれません。
過去にライバル関係にあったとか、同じバンドの前任後任だったりとか。例えばこの3人が、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックだったりしたら、もっと盛り上がったかもしれません。
最後のスーパー・セッションも、3人がともにソリストタイプではないので、やはり華やかさには欠けてしまいます。
同じ音楽ドキュメンタリーだったら、テーマが絞れていた分だけアンヴィルの方が格段によかったです。
でもジミー・ペイジが元気そうでなによりなにより。
白髪頭になっても、まだまだ妖しい格好良さ。
ロンドン・オリンピックでは、ひとつ、でかいことお願いしますよ。
80/100
#360
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