大鹿村騒動記
Twilight Of The Gods
とても小さな映画だけれども、出演者がすごい。
佐藤浩市、松たか子が『子ども』に見えてしまうほどのベテラン俳優のオンパレード。
なんと三國連太郎まで出演している。
そんな彼らの演じる村人たちのやりとりを観ているだけで、まったりと幸せな気分になれてしまう。
ドラマチックな展開があるわけではないし、物語に明確な決着がつくわけでもない。クライマックスの歌舞伎の場面も少々長すぎるような気もする。
でも、そういうことをうんぬんする気になる映画ではない。
黄昏時を迎えて、きついこと、苦しいことをみんな抱えているに違いない。
それでも毎日進んでいく。ちょっぴり強がり。ちょっぴりユーモア。そしてしっかりおもいやり。
日本映画界の宝物たちが、自ら楽しんで演じながら、決して湿っぽくなることなく、一歩一歩生きていくことの楽しさ、素晴らしさを教えてくれる。
68/100
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