あぜ道のダンディ
Lucky Man
予告編を観ると、なんとなく面白そうなのです。
本人はダンディを気取っているけれど、その正体は単なる見栄、強がり、そして甘え。
そんななさけないおやじの様子が、コミカルに描かれているような印象を受けます。
その印象は間違いではないのです。確かに『予告編の様に』面白くはあります。
ただ、予告編は数分ですが、映画は2時間です。予告編からさらに進んだ部分がないと、2時間は持ちません。
そしてこの映画の場合、進めるのではなく繰り返すことでそれを乗り切ろうとしているような気がします。
繰り返すことによって生まれる『くどさ』。それもおやじの特質のひとつです。酔っぱらって、いつも同じことを話す、あれです。
それはそれでおかしくはあるのですが、繰り言にあきてしまうのも正直なところ。
共感やおかしさよりも、なんだかうっとうしさを感じさせてしまうおやじたちですが、その一方、子ども達が素晴らしかったので、それが救いでしょうか。
『中年映画』としてはそれじゃいけないんですけど。
60/100
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