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2011/03/21

セラフィーヌの庭

SerPictured Life

一人の足の速い男がいたとする。
しかし、もし世界に彼しか人が存在しなかったら、どんなに足が速くてもその才能には何の価値もない。
もう一人世界に別の人が現れて初めて、彼は「世界一足が速い」という才能を得ることになる。

つまり才能とは相対的なものであり、他人との関わり、社会の中でしか見いだされないものなのだ。
だからもしその才能の持ち主が、なんからの形で社会性を欠いていた場合、その才能を見いだし、社会のなかに連れ込むことが持ち主のためになるのかどうかはわからない。

そのような内容を、『盛り上げる』などということを一切考えずに、ひたすら静かにゆるやかにドラマ化したのがこの映画です。アメリカ映画などと比べるとあまりに静かすぎるような気もしますが、これはこれできっと、ひとつの映画のあり方なのでしょう。

25/100

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