エリックを探して
You Can't Kill Rock And Roll
結婚にも失敗し、子どもにも相手にされず。どん底生活の冴えない男。
そんな彼が最も尊敬する元サッカーフランス代表のエリック・カントナ。
男がひとりベッドルームで愚痴をこぼしていると、なぜかそこに現れるカントナ。
故人でもなんでもないカントナが、幽霊でもないのに何の説明もなく忽然と登場するところから、この物語は始まる。
結局カントナはなんだったのか?
それはどうでもいいのである。
妙なカリスマ性をふりまくカントナが繰り返し説くこと。それは自分と友人を信じることであり、とにかく前に進まなくちゃ始まらないということだ。
たくさんの友情と、たくさんのサッカー愛。そしてちょっぴりロックンロール。
『人生最良の日』は墓標のように過去の一点に置き去りにされるものではない。
ちょっとずつでも進んでいくその先にだって、たくさんの『人生最良の日』が待っているんだと。
そう感じさせる、とてもよい映画でした。
18/100
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